株式投資の始め方 まずは口座開設!

はじめに|株式投資を始める前に知っておくべきこと

前回記事にも記載していますが、基本の理解は大事なため、再度株式投資の基本を振り返りたいと思います。

株式投資の基本と仕組み

株式投資を理解するためには、「株式会社」の仕組みを知っておくことが大切です。
株式会社は、事業を行うために必要な資金を、株式を発行することで投資家から集めます。
この株式を購入した投資家が「株主」となります。
「株主」とになることで、会社の一部を所有する権利を得るのです。
会社が儲かれば、株主にも利益が分配されたり、株価が上がったりすることで利益を得ることができます。

株式投資のメリット・デメリット

株式投資の最大の魅力は、預貯金などに比べて高いリターンが期待できることです。
企業の成長に投資することで、株価の値上がり(キャピタルゲイン)や配当金(インカムゲイン)といった形で利益を得られる可能性があります。
しかし、株式投資にはリスクも伴います。
株価は常に変動しており、場合によっては投資したお金が減ってしまう可能性もあります。
これを「元本割れ」と言います。つまり、株式投資は高いリターンを期待できる反面、リスクも高い投資方法と言えるでしょう。
このリスクとリターンのバランスを理解することが、株式投資を始める上で非常に重要です。

株式投資は、短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で企業の成長を応援し、その恩恵を受けることを目指すものです。
短期的な株価の変動は予測が難しく、投資家の感情に左右されることも少なくありません。
そのため、短期的な売買を繰り返すことは、かえって損失を招く可能性もあります。
長期的な視点で投資を行うことで、株価の変動リスクをある程度抑え、企業の成長と共に資産を増やしていくことが期待できます。

このブログでも繰り返し記載していますが、長期で見れば、株価は右肩上がりのため(成長するため)、長期的に取り組むことでリスクを軽減することが可能です。
ただし、ここでいう株価は個別株の株価ではなく、インデックス指数に連動した投資信託・ETFを指しております。
分散投資することで、個別企業が成長しないリスクを軽減することが可能なためです。
私はインデックス投資をお勧めしております。

インデックス投資とは何か?については以下記事を参考にしてみてください。
※参考記事:
株式投資とは? 初心者でもわかる基本のキ!

証券口座を開設する

株式投資の基本の振り返りはここまでにして、実際に株式投資をするための準備をしましょう。
やるべきことの最初のステップは証券会社の選定と口座開設となります。

証券会社の選び方|ネット証券と店舗型証券の違い

株式投資を始めるためには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。
証券会社には大きく分けて「ネット証券(オンライン証券)」と「店舗型証券」の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの違いをしっかり理解しておきましょう。

  • ネット証券(オンライン証券):
    • 手数料が安い。店舗を持たず、インターネットを通じて取引を行うため、人件費や店舗運営費などのコストを抑えることができます。そのため、取引手数料が店舗型証券に比べて格段に安いです。
    • 取引ツールが充実しており、チャート分析や情報収集などを自分で行うことができます。
    • 取引時間も長く、夜間取引などに対応している場合もあります。
    • 対面でのサポートは基本的にありませんが、電話やメールでの問い合わせに対応している場合が多いです。
  • 店舗型証券:
    • 営業担当者から投資アドバイスや情報提供を受けることができます。
    • 対面で相談できるため、初心者でも安心して取引を始めることができます。
    • セミナーや勉強会などを開催している場合もあります。
    • 手厚いサービスを提供しているため、手数料は高めに設定されています。

一般論としては上記で整理ができますが、これから株式投資をする人は一択です。
ネット証券(オンライン証券)にしましょう。
手数料が安いですし、なにより高い商品を売りつけられる可能性がないためです。
(店舗型証券の人は、ノルマを持っていますから、会社が儲かる株を進めていきます。
そして、そういった株は大概、個人投資家にとっては悪の株になりがちです。。)

ネット証券(オンライン証券)のおすすめは、楽天証券かSBI証券です。
普段、楽天市場や楽天モバイルを使うなど、楽天経済圏にいる方は楽天証券、
Vポイント(含:旧Tポイント)やPontaポイント、dポイント等、複数ポイントに対応していることに魅力を感じる場合はSBI証券と思います。
迷ったらとりあえず2つとも開設してしまい、少しだけ投資をしてみて自分に合った方を選択するやり方もよいと思います。
なお、マネックス証券や松井証券等、その他にもネット証券にもありますが、規模やサービスの充実度、手数料の安さの点から、楽天証券やSBI証券のほうが無難だと思います。
(あまり口座開設に時間をかけたり悩まず、さくっと開設してしまいましょう。)

口座開設の手順|必要書類と手続きの流れ

オンライン証券の口座開設は、インターネット環境があればどこからでも手続きが可能で、非常に手軽です。
ここでは、一般的なオンライン証券の口座開設の手順をステップごとに解説します。

ステップ1:証券会社のウェブサイトにアクセス

まず、開設したい証券会社のウェブサイトにアクセスします。
トップページや口座開設ページに「口座開設はこちら」「新規口座開設」などのボタンがあるはずなので、それをクリックします。

ステップ2:口座開設の申し込みフォームに必要事項を入力

氏名、住所、生年月日、連絡先などの個人情報を入力します。
また、投資経験や資産状況、勤務先などの情報も入力する必要がある場合があります。
入力内容に間違いがないか、よく確認してから次へ進みましょう。

ステップ3:本人確認書類の提出

オンラインでの本人確認方法は、大きく分けて以下の2種類があります。

  • スマホで本人確認(eKYC): スマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影し、オンラインで送信する方法です。手続きが非常にスピーディーで、最短で翌営業日に口座開設が完了する場合もあります。
  • 書類アップロード: 本人確認書類の画像をスキャナーやスマートフォンで撮影し、ウェブサイトにアップロードする方法です。

必要な本人確認書類は、通常以下のいずれか2点の組み合わせ、またはマイナンバーカード1点です。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 住民基本台帳カード

※上記以外にも、住民票の写しや印鑑登録証明書などが使える場合もありますが、基本的には上記の中から2点、またはマイナンバーカード1点と考えておけば問題ないでしょう。
※マイナンバー通知カードは本人確認書類として使用できませんのでご注意ください。

ステップ4:マイナンバーの登録

法令に基づき、証券口座開設時にはマイナンバーの登録が必須となっています。
マイナンバーカードを持っている場合は、カードの情報を読み取るか、番号を入力します。
マイナンバー通知カードの場合は、通知カードと本人確認書類を合わせて提出する方法や、後日郵送でマイナンバーを提出する方法など、証券会社によって対応が異なります。

ステップ5:審査

提出した情報や書類に基づいて、証券会社による審査が行われます。
審査には数日かかる場合があります。

ステップ6:口座開設完了の通知

審査が完了すると、証券会社から口座開設完了の通知が届きます。
通知方法は、郵送、メール、または両方の場合があります。
通知には、ログインIDやパスワードなどの情報が記載されているので、大切に保管しましょう。

ステップ7:初期設定と入金

通知に記載されているログインIDとパスワードを使って、証券会社のウェブサイトや取引ツールにログインします。
その後、取引に必要な情報を登録したり、取引パスワードを設定したりします。
最後に、銀行口座から証券口座へ資金を入金すれば、取引を開始することができます。

注意点

証券会社によって、手続きの流れや必要な書類が若干異なる場合があります。
必ず各証券会社のウェブサイトで最新の情報を確認するようにしましょう。

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